マネタリーベースと為替の関係をまとめてみました。
まず為替ですが、これは外国為替市場で決まる異なる通貨間の交換比率のことです。
例)最近では1ドル⇄130円ですね。
尚、外国為替市場ですが、市場とありますが、特定の建物等があるわけではなく特定の枠組みの中で行われる取引全体を示す概念であり、多くの場合は電話や電子機器を通じて取引されます。
外国為替市場の交換率は固定相場制度、変動相場制度の2つがあります。
この他に管理フロート制度などもありますが、今回は割愛します。
固定相場制度の場合は為替レートは固定ですが、変動相場制度の場合は需要と供給のバランスで決まります。
ここで数量ですが、中央銀行(中央銀行とは国や特定地域の金融機構の中核となる機関)が供給する資金量の指標であるマネタリーベースと関連づけられることがあります。
例)日本銀行の場合
マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」
各中央銀行で開示されているデータを収集し日本、米国の2022年6月までのマネタリーベースをプロットすると下記のようになります。
次にマネタリーベースと為替レートをチャートで比較します。このチャートはソロス・チャートと呼ばれ、著名投資家のジョージ・ソロスによって考案されました。横軸に時間、縦軸に為替レートとマネタリーベースの比率(日本円/米国ドル)でチャートを作成するとFig.3のようになります。少し乖離があるようですね。マネタリーベースの比率と為替レートを散布図でプロットするとFig.4のようになります。
ここで少し工夫をします。マネタリーベースの比率に変化率と切片を追加し修正するとFig.5、Fig.6のようになります。
マネタリーベースを修正すると相関係数は変わらないもののFig.6の45度線には乗るようになります。Fig.5からもわかる通り長周期では為替レートとマネタリーベースの整合性があると言えるかもしれません。
参考)お金のキャンパス https://money-campus.net/archives/11372
解釈等が間違っている場合はコメントをいただけると幸いです。
コメント