電気料金の仕組みを紹介しましたが、「仕組みはわかった。で、来月の電気料金はどうなるの?」という疑問が浮かんできましたので調べてみました。
まず、電気料金の推移ですが、2020年までの過去推移です。2018年〜2020年は大きく上昇するような傾向はなかったようです。
ですが、今はすごく高くなっていると思いますので、大手電力会社の設定を確認しました。
まずは基本料金(従量灯B相当)です。関西電力、中国電力、四国電力は1kVAごと、沖縄電力は次の電気量金と合算、その他の電力会社はブレーカーに応じてのようです。
次に電気量に応じた料金(従量灯B相当)の一覧です。
ここまでは過去と大きく違わないと思います。一番今の環境に影響を受けるところということで、燃料費調整単価を調べました。
ちょっと細かいので見えないかも知れませんが、黄色に着色したところが電気料金にプラスに算入されているところです。多くの電力会社で2021年までは電気料金から差し引く形になっていたものが、2022年からは電気料金に追加する形に変わっています。
さらに再生可能エネルギー発電賦課金も調べました。
こちらは1年毎の改定ですが、年々上昇しています。
燃料費調整、再エネ賦課金の上昇は継続する見込みですので、電気料金も上がるのかなと思い、モデルケース(30A, 260kWh)でシミュレーションしてみました。
またモデルケースでの燃料費調整額の推移をプロットしてみました。
大きさは電力会社に依存しますが、燃料費調整額、再エネ賦課金が電気料金の約2割を占めることがわかりました。残念ながら9月も厳しい状況の継続が予想されます。
(参照)
北海道電力 https://www.hepco.co.jp/
東北電力 https://www.tohoku-epco.co.jp/
中部電力 https://miraiz.chuden.co.jp/
北陸電力 https://www.rikuden.co.jp
中国電力 https://www.energia.co.jp
コメント